小岩で痛みの少ない治療を提供する歯医者。噛み合わせを重視した高度な治療を行います。
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-2018年06月19日-
いつも細田歯科医院のブログをお読みいただきありがとうございます。
既に感じていらっしゃる方も多いと思いますが、一昔前の子どものあごと比べ、近年の子どものあごはシュッと細いケースが目立つようになりました。、あごの大きさは遺伝による先天的な要素もありますが、食生活や姿勢などの生活習慣(後天的要素)も影響していると考えられています。あごが本来の大きさに成長しないと(あごの発達不全)、歯並びに悪影響を及ぼすだけでなく、全身のトラブルにもつながりやすいという報告も上がっています。
それでは、あごの発達不全が具体的にどのような悪影響を及ぼすのかご紹介します。
<乳児期に起こりやすいトラブル>
・食材を噛むことができない
・食べ物を丸のみしてしまう
・食べるのに時間がかかる
・食べ物を片側ばかりでかんでしまう
・唾液の量が少ない
<幼児期に起こりやすいトラブル>
・歯ならびが悪い
・食べ物を飲み込む力が弱い
・口をあけたままものを食べる
・食べる姿勢が悪い
・口呼吸をしてしまう
・首のゆがみによる首や肩のこり
・姿勢のゆがみ
※舌の位置が正しい場所に収まりにくくなるので、鼻炎になったり呼吸量が減少するなどがあるようです。
<就学時に起こりやすいトラブル>
・むし歯になる
・顎関節症(あご関節の痛みや運動障害を起こすトラブル)
・歩く姿勢や姿勢が悪い
・疲れやすい
・握力が弱い
・手先の動きが鈍い
・重心がとれない
※あごの発達不全や体と首の位置関係のゆがみは、歯の『かみしめ』習慣を引き起こすリスクがあります。かみしめは、全身のゆがみや筋肉の緊張を生むため、色々な悪影響が生じる危険性があります。
それでは、なぜあごの発達不全は起こるのでしょうか?そもそも人間の体が発達するためには、遺伝的な要素以外に「正しい方向への負荷(刺激)がかかること」が重要です。具体的には、首がすわりはじめるタイミングでのうつぶせ遊び(必ず親御さんが見守った中でおこなってください)や、やや寝かせた状態(60度くらい)での抱っこなどで、体に「重力」という負荷をかけてください。
また離乳食を与える際も、体が偏らないように正しい姿勢で食べさせることが大切です。さらに、口の中や唇に刺激を与えると脳にも刺激がいくため、神経系が健全に発達します。歯が生える前から赤ちゃん用の歯ブラシで唇や歯ぐきを「トントン」と軽く刺激してあげましょう。パパ・ママの指にガーゼを巻いて「トントン」刺激を与える形でも大丈夫です!
あごの発達不全は低年齢であればあるほど治りが早くなります。将来子どもに辛い思いをさせないためにも、赤ちゃんの頃から親御さんが注意を払い、できることをやってあげて欲しいと思います。少しでもわからないこと、気になることがあれば、遠慮なく当院の歯科医師までご相談ください。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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